2015年02月12日

パフュームしっかり 『グレンギリー1984 8年』

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パフュームをしっかり感じるモルトウイスキーです ストックより開栓しました

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『グレンギリー1984 8年』 オフィシャルボトル 購入したのは15年以上前だったと思います

ネガティブに言われることの多いパフューム香を感じるウイスキーですが、最近はあえてそれを飲んでみたいといった方も逆に増えてきていますし、パフュームであることをボトルテーマにして打ち出しているボトラーズボトルもありますね

『グレンギリー1984 8年』はそんなパフュームをきっちり感じることができるウイスキーです 「パフューム香って?」という方にも、「久々にパフュームきついウイスキー飲みたいな」と懐古気分な方にもおすすめです


ここ数年、お客様との会話で話題になるのがパフューム香のあるモルトウイスキーについて 

ご存知の方も多いと思いますが、90年代後半頃流通していたモルトウイスキーのいくつかの銘柄で化粧品や、石鹸のような香りを持つものがいくつか存在していました 流通時期から見て生産されていた時期は80年代が一番多いと思われます 

特に有名なのはボウモアで僕がウイスキーを飲みだした頃の『ボウモア12年』といえば強烈に化粧香、飲んだあとにもかなり強く外国の石鹸を口に入れたかのような味わいでした ただ当時その独特の癖はボウモアの特徴の一つと捉えられて、必ずしもネガティブにだけ語られていたわけではなかった気がします

ボウモア以外にも7,80年代蒸留のものにパフューム感を強く感じることが多かった蒸留所に『グレンギリー』『オーヘントッシャン』そして『エドラダワー』があります この中で『エドラダワー』以外は現在もそうですが『ボウモア』を含めて同系列 80年代まではモリソン・ボウモアが、現在はサントリーが親会社ですが同系列の蒸留所です

ボウモアのパフューム香の原因として一番強く言われるのが蒸留液を冷却するためのコンデンサに由来するのではないかということ 
蒸留液がかなり高温のままコンデンサに入り、乾燥したコンデンサで急速に冷やされたことであの香りが出たんじゃないかということです 高熱の金属にウイスキーが触れるとパフューム香がでてくるそう 
またこの時期、冷却水を温水プールに再利用したり、排水熱を使ってトマト栽培(温室栽培のようなものでしょうか?)をしていたそう そのため、冷却温度が結構高めに設定されていたそうで、ニューポットの温度が高めになっていたことも原因の一つらしいです 
他にも仕込み水のアルカリphの量などにも関係するらしいですが、このあたりの条件が石鹸の生成に必要な条件と似ているらしく、不勉強なので詳しく理解できてませんがパフューム香の成り立ちの答えとしてはこれが正解じゃないかなと思っています

で、『グレンギリー』などにも同じパフュームが出るということは、当時のスティルマンやマネージャー、また経営陣などが共通していたであろうこれらの蒸留所には当然ありえることだと思います(排水熱利用の野菜の栽培はグレンギリーも行っていたということですし)また『グレンギリー』は60年代などはピートの強さも特徴の一つで、理由としてはボウモアから来たモルトスターがかなり強くピートを焚いた麦芽を造ったからだなどといわれています ので、時期々々などで職人の移動なども割りとあったんじゃないでしょうか?

ただ、60年代ボウモア、90年以降のいくつかに見られるトロピカルフレーバーのニュアンス、また他のアイラモルトと比べよく言われるボウモアのフローラルな香りというのもちよっとした製造工程の変化でパフュームのような香りに感じるような気もしますし、この辺は一元的な理由だけでは無いんでしょうね

 
今回ご紹介の『グレンギリー1984 8年』は、40度詰め、8年熟成、と熟成感やアルコール感を強く感じずに味わえますし、ボウモアのようにアイラ島のニュアンスが入ってない分、そのパフューム感をよりはっきり感じるいいサンプルになると思います 

飲む前の香り、口に含むまではそれほど強く感じませんが、飲み込んだ後、また注いで暫くしてからの香りにあの懐かしいパフューム感が、どんどん出てきます 個人的にも懐かしい感じで楽しめました 
海外サイトなどを見ると£100とか£150とかになってるみたいですが、一杯¥900にてお出ししておりますので、お試し下さい


また、今回他のグレンギリーも飲んでみようと思い結構前に開栓していた『サマローリ グレンギリー1967』を飲みましたが、これが素晴らしく美味しかった!
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ピーティーで強い香り フルーティでオイリーなしっかりとしたボディの大好きな味わい 前に飲んだときはそんなに強い印象ではなかったのですが、何故なんでしょう?こういうウイスキーが最近少なくなったからかな?とか思ったんですがどうでしょうね?一口テイスティングしただけなので、近々きっちり味わってブログ記事にしようと思います 




jagatkana at 17:00│Comments(0)モルトウイスキー 

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