2014年09月02日

『ブラックプリンス17年』

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ストック品というかメニューにもずっと載せていたのですが全くオーダーの入らなかったスコッチ『ブラックプリンス17年』、先日ご注文いただき開栓しましたのでご紹介

『ブラックプリンス17年』、10〜15年ほど前まで流通していた銘柄になります

『ブラックプリンス』という銘柄、少し前のウイスキー関連の本などでは大概紹介されているので超マイナー銘柄という訳ではないのですが、飲んだことのある方は少ないかもしれませんね

1988年創業のバーンスチュワートがリリースしていた銘柄でリリース当初はグレンスコシアなどがメインモルトだったようですが2000年前後の時期、バーンスチュワートはトバモリー、ディーンストンを買収していましたので、ボトリング時期によってはその辺りの原酒も入っているのかもしれません

ちなみにその後、ブナハーブンも所有、ブレンディングセンター、ボトリングホール、熟成庫も持つようになったバーンスチュワートですが昨年かねてからパートナーシップを結んでいた南アフリカのワイン・スピリッツ大手、ディステル社に1億6000万ポンドで買収されたらしいです
 

スコシア、トバモリー、ディーンストン、、、どんなウイスキーかぱっとイメージが湧かない方が多いと思います
僕もいまだにこのあたりのハウススタイルがあまりわかってませんし、それほど多くのボトルを飲んだ記憶がないです この辺りのマイナー蒸留所がメインモルトの場合、なかなかおすすめしづらいですね・・・

ですが、今回開栓して試飲してみると思いのほか飲み応えのある仕上がりでした ピートも穏やかですがしっかり感じますし、とろっとした口当たりで余韻も長めです バランスもいいのでストレートで楽しんでいただきたいですね

『ブラックプリンス』、おすすめどころの難しい銘柄ですが一番のポイントはブレンデッドウイスキーならではのネーミングでしょうか?イングランド史、スコットランド史にちなんだ銘柄の多いブレンデッドウイスキーですが『ブラックプリンス』というのは英仏の100年戦争で活躍したエドワード王子の事を指します 

黒い甲冑を身に着けていたため『黒太子』ブラックプリンスと呼ばれていました 100年戦争といえば、後半のフランスの英雄、ジャンヌダルクが有名ですがイギリス側の英雄といえばこの『ブラックプリンス』ということです
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ラベルにも『エドワード王子の長子』と書かれ、黒い甲冑に身を包んだエドワード王子が描かれています ラベルの紋章は実際の紋章とは少し変えられていますが、実際のものはフランス王の紋章「百合の花」とイングランド王の紋章「ライオン三頭」を組み合わせたもの ですが、フランスを完全に支配下に置いたわけではないのに、この紋章を使っていたということで、まあフランス側からみればめちゃめちゃ勝手な話ですね
 
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ただ、この歴史や文化にちなんだウイスキーのラベルに関する話、結構面白くて歴史背景と合わせて見るとかなり興味深いです そして、スコッチウイスキーのラベルにも良く出てきますのでこういったところを楽しんでいただくのもウイスキーの面白さの一つなんじゃないかな、と思います 

ちなみに、僕が参考にしているのはこの本、
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『スコッチ・ウイスキー物語』(ラベルに読む英国の歴史) 森護著です 判りやすくまたラベルも大きく図版として載せられていますのでウイスキー飲みながらぱらぱらめくると楽しいですよ 初版が1990年のため、ラベルに使われているのはオールドボトルのものばかりですので、そういった意味でもウイスキー好きにはたまらないんじゃないでしょうか?

店に置いてますので、『ブラックプリンス17年』のあてに『スコッチ・ウイスキー物語』なんてのもおすすめです

¥1200











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