2011年10月14日

GLENFIDDICH 8Y UNBLENDED JUG 〈70年代モルト〉 &コルク劣化のウイスキーをどうにかする方法

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お客様からの頂き物、貴重なGLENFIDDICH 8Y UNBLENDED JUG グレンフィディックの70年代に出荷されていた8年ものセラミックデキャンタです 後述しますが、熟成感とクラシックなウイスキーの魅力一杯のいいモルトでした

今日はこのフィディックに絡めてのお話を少々・・・

お店でよくお客様から聞かれる話が「未開封のほっときぱなしのウイスキーは飲めるか?」ということ・・・

ご実家などに、お歳暮や旅行土産などでもらったものの飲まずじまいで何年、何十年おきっぱなしのウイスキー、結構あるんじゃないでしょうか?で、たいがい言われるのが

「もう飲めないよね?」「飲んだらヤバいよね?」

聞かれた場合、僕がお答えするのは「保管場所、保管状態がよければ全然おいしく飲めますし、そうでなければ飲まない方がいいですよ」ということ で、大概が押し入れやタンスの中などに置いてあることが多く、保管状態としては全然問題ない場合が多いです

 また、強い濁りやひどい液面低下(肩口よりももっともっと下の方とか)がある場合も飲まない方がいいですとお伝えしています 一概には言えませんがお歳暮とかだといいオールドものが結構あるので、捨てたりせずに是非飲んでください!と伝えますね

但し、長い保管の為コルクが乾燥していることが多く、そのまま開栓するとコルクがちぎれて抜けなくなったり、液体の中に落ち込んでしまったりします 飲んでもまあ大丈夫なんですが見栄えもわるいですし、そのまま置いておくとコルク臭がお酒に移ってよくありません なので、開栓の際には要注意ですね 

で、つい先日もその話になり、話の流れでお客様のご実家に眠っていたウイスキーを何本も頂けることになりました

その中でも、特に良かったのが今回ご紹介の "GLENFIDDICH UNBLENDED 8YEARS" です 

現在オフィシャルの一番短いヴィンテージで12年、以前のピュアモルト表記やオーバーエイト表記スペシャルオールドリザーヴ表記のどれも8年前後熟成とされていますので、そのあたりと同ランクと思われます UNBLENDEDというのも昔ぽい表記ですね オールドボトルのラベルにはたまにシングルモルトと同義で使われています 

香りは軽いシェリー(カラメル)、麦芽、熟成感 現行品にある強いフルーツ香(洋梨、りんごなど)はあまり感じません ピート香も薄くですが感じられます 軽口ですが少しオイリーで舌には結構長くフレーバーが残ります  滋味のあるクラシックな風味のスペイサイドモルトといった感じでしょうか 実際、現行の12年よりも熟成感を強く感じました 美味しいですねー 

古いウイスキー、特にジャグ(陶器瓶)のものは状態が開けてみるまでどうかわからないギャンブル的な性格があります
液面が低下してアルコールが揮発している場合もありますし、劣化が激しい場合もありますが、外から見えないのでいつもドキドキしながら開けることになります 
今回のものは、コルクが乾燥していたためぼろぼろになったのと、若干滓的なものが目立ったので濾過しましたが、味的には全く問題なく美味しく楽しむことができました

で、今回コルクがぼろぼろになった古いウイスキーの美味しく飲む方法として、フィルターをかけたりコルクを除けたりの際の工程を写真に撮りましたので少し御紹介します

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掃除した後の写真ですが、この口の周りにコルクの欠片がこびりついた状態でした とりあえずコルクをナイフでそぎ落とします 取れるものは手にとり、無理なら瓶の中に落とし込んでいきます そのあとアルコールで口の周りを洗浄しました

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まずは茶こしで粗くこしていきます コルクの欠片が茶こしにたまって行きます
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こんな感じです

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次にコーヒーメーカーのペーパーフィルターで濾していきます これを何回か繰り返していきます ちなみにペーパーフィルターでのフィルタリングは実際のウイスキーのボトリングでも行われている濾過法です 
3回ほど濾過した状態 滓も無く、透明感のあるきれいなウイスキーの状態です
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これを空いているボトルに注ぎ直します 今回は換栓が付属してましたのでこれを附けて完成 
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こんな感じです ちなみにガラス瓶の中に大きいコルクが落ち込んだ場合は、さらしなどを中に入れそれにコルクをのせてゆっくり引っ張り出します これもコツはいるのですが慣れると簡単ですよ


この記事へのコメント

1. Posted by 小西 逸朗   2014年07月24日 11:54
5 ブラック&ホワイトを探していて見つけました。
東京に住む者です。
旨そうですねェ〜 。 古い瓶に入ったウイスキーは熟成しないという業界の方々いますが、私はそうではない派です。 飲んでみたいですね。 キャップが針金で止めるタイプのウィスキーなどお持ちですか? 香川には友人もいますので是非伺いたいです。
2. Posted by jagatkana   2014年07月25日 02:22
コメントありがとうございます 私も瓶熟派?ですので古酒、デッドストック品の開栓には非常に心躍るタイプです 残念ながらティンキャップのボトルは出払いまして現在ストックもない状態です 記憶にある中ではティンキャップのホワイトホース(50年代ぐらい?)、美味しかったですね いい作られ方をした古いウイスキーは舌に重く残る飲み応えのあるものが多い気がします  当店は東京のウイスキーバーのような目の眩むような綺羅星のオールドウイスキーのストックのあるバーという訳ではありません ですが、地方ならではのコスパのあるオールドウイスキーもいくつかありますので高松にお出での際はお立ち寄りください お待ちしております 

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